Pythonの変数とは
Pythonにおいて、変数とはデータを格納するための仮想的な箱のようなものです。変数にはさまざまな種類のデータを格納できます。
Pythonの変数の型とは
Pythonでは、変数に格納できるデータの種類に応じて、変数の型が決まります。Pythonの変数の型には以下のようなものがあります。
- 文字列型(str)
- 整数型(int)
- 浮動小数点数型(float)
- 論理型(bool)
- リスト型(list)
- タプル型(tuple)
- 辞書型(dict)
- セット型(set)
Pythonでの変数の型の種類とその特性
それぞれの変数の型には、以下のような特性があります。
文字列型(str)
文字列を格納するための型です。文字列はシングルクォート(’)またはダブルクォート(”)で囲みます。
name = 'John' print(name) # John
整数型(int)
整数を格納するための型です。
age = 20 print(age) # 20
浮動小数点数型(float)
小数を格納するための型です。
height = 170.5 print(height) # 170.5
論理型(bool)
真偽値(TrueまたはFalse)を格納するための型です。
is_active = True print(is_active) # True
リスト型(list)
複数のデータを格納するための型です。要素は角括弧([ ])で囲み、要素間はカンマ(,)で区切ります。
fruits = ['apple', 'banana', 'orange'] print(fruits) # ['apple', 'banana', 'orange']
タプル型(tuple)
リスト型と同様に複数のデータを格納するための型ですが、要素の変更ができないという特性があります。要素は丸括弧(( ))で囲み、要素間はカンマ(,)で区切ります。
numbers = (1, 2, 3) print(numbers) # (1, 2, 3)
辞書型(dict)
キーと値のペアを格納するための型です。キーと値はコロン(:)で区切り、要素間はカンマ(,)で区切ります。辞書型は波括弧({ })で囲みます。
person = {'name': 'John', 'age': 20} print(person) # {'name': 'John', 'age': 20}
セット型(set)
重複しない要素を格納するための型です。要素は波括弧({ })で囲み、要素間はカンマ(,)で区切ります。
colors = {'red', 'blue', 'green'} print(colors) # {'red', 'blue', 'green'}
Pythonでの変数の型の宣言方法
Pythonには、変数の宣言方法がありません。変数に値を代入することで、自動的に変数が作られます。
name = 'John' print(name) # John
Pythonでの変数の型の変更方法
Pythonには、変数の型を明示的に指定することはできません。変数に新しい値を代入することで、型が自動的に変更されます。
age = 20 print(age) # 20 age = '20' print(age) # '20'
Pythonでの変数の型を確認する方法
Pythonでは、type関数を使うことで、変数の型を確認することができます。
name = 'John' print(type(name)) # <class 'str'>
まとめ
Pythonの変数の型にはさまざまな種類があります。変数の型を明示的に指定することはできないため、値を代入することで自動的に型が決まります。変数の型を確認するには、type関数を使います。