Pythonのdatetimeモジュールを使うと、日付や時間を扱うことができます。この記事では、datetimeモジュールを使って現在時刻をformat、string型に変換する方法を紹介します。
Pythonのdatetimeモジュールとは
datetimeモジュールは、日付や時間を扱うための標準ライブラリです。datetimeモジュールには、date、time、datetimeという3つのクラスがあります。dateクラスは日付を、timeクラスは時間を、datetimeクラスは日付と時間を扱うことができます。
現在時刻を取得する方法
現在の日付や時間を取得するには、datetimeモジュールのdatetimeクラスを使います。datetime.now()メソッドを呼び出すことで、現在時刻を取得することができます。
import datetime now = datetime.datetime.now() print(now) # 例: 2022-01-01 12:34:56.789012
Pythonでの時間表記のフォーマットの基本
datetimeモジュールを使って取得した日付や時間を、指定したフォーマットで表示することができます。以下に、よく使われるフォーマットコードを紹介します。
フォーマットコード | 説明 |
---|---|
%Y | 4桁の西暦年 |
%m | 2桁の月 |
%d | 2桁の日 |
%H | 24時間表記の時 |
%M | 分 |
%S | 秒 |
%f | マイクロ秒 |
%A | 曜日名 |
%B | 月名 |
%Z | タイムゾーン名 |
strftimeメソッドを使った時間のフォーマット変更方法
strftimeメソッドを使うと、datetimeオブジェクトを指定したフォーマットで表示することができます。
import datetime now = datetime.datetime.now() formatted_time = now.strftime("%Y-%m-%d %H:%M:%S.%f") print(formatted_time) # 例: 2022-01-01 12:34:56.789012
現在時刻をstring型に変換する方法
strftimeメソッドを使うと、datetimeオブジェクトをstring型に変換することができます。
import datetime now = datetime.datetime.now() formatted_time = now.strftime("%Y-%m-%d %H:%M:%S.%f") string_time = str(formatted_time) print(string_time) # 例: 2022-01-01 12:34:56.789012
よく使われる時間表記のフォーマット一覧
よく使われる時間表記のフォーマットをまとめました。
フォーマット | 説明 | 例 |
---|---|---|
%Y-%m-%d %H:%M:%S | ISO 8601形式 | 2022-01-01 12:34:56 |
%Y/%m/%d %H:%M:%S | スラッシュ区切り形式 | 2022/01/01 12:34:56 |
%Y年%m月%d日 %H時%M分%S秒 | 和暦形式 | 令和4年01月01日 12時34分56秒 |
まとめ
この記事では、Pythonのdatetimeモジュールを使って現在時刻をformat、string型に変換する方法を紹介しました。datetimeモジュールを使うことで、日付や時間を簡単に扱うことができます。