Pythonのif文の基本的な書き方について
Pythonのif文は、条件分岐を行うための文法です。if文は、条件式がTrueの場合に、その下に書かれた処理を実行します。
if 条件式: 処理
条件式には、比較演算子や論理演算子を使うことができます。
Pythonでの論理演算子とは
Pythonには、論理演算子と呼ばれる演算子があります。論理演算子には、以下の3つがあります。
- and: かつ
- or: または
- not: でない
論理演算子は、条件式を組み合わせる際に使われます。
if文における論理演算子「and」の使い方
「and」は、2つの条件式が両方Trueの場合にTrueとなります。
x = 10 y = 5 if x > 5 and y < 10: print("xは5より大きく、yは10より小さいです。")
上記のプログラムは、xが5より大きく、かつyが10より小さい場合に、”xは5より大きく、yは10より小さいです。”と表示されます。
if文における論理演算子「or」の使い方
「or」は、2つの条件式のうち、どちらかがTrueの場合にTrueとなります。
x = 3 y = 8 if x < 5 or y > 10: print("xは5より小さい、またはyは10より大きいです。")
上記のプログラムは、xが5より小さい、またはyが10より大きい場合に、”xは5より小さい、またはyは10より大きいです。”と表示されます。
「and」と「or」を組み合わせた複雑な条件の書き方
「and」と「or」を組み合わせることで、複雑な条件式を書くことができます。
x = 7 y = 12 z = 3 if (x > 5 and y < 10) or z == 3: print("xは5より大きく、かつyは10より小さい、またはzは3です。")
上記のプログラムは、xが5より大きくかつyが10より小さい、またはzが3の場合に、”xは5より大きく、かつyは10より小さい、またはzは3です。”と表示されます。
Pythonのif文を使った実践的な例
以下は、ユーザーからの入力に応じて、条件分岐を行うプログラムの例です。
age = int(input("年齢を入力してください: ")) if age < 20: print("未成年です。") elif age < 65: print("成人です。") else: print("高齢者です。")
上記のプログラムは、ユーザーからの入力に応じて、年齢に応じたメッセージを表示します。
まとめ
Pythonのif文には、論理演算子「and」と「or」があります。これらを使うことで、複雑な条件式を書くことができます。また、if文を使った実践的な例として、年齢に応じたメッセージを表示するプログラムを紹介しました。