Pythonのdatetimeモジュールの概要
Pythonのdatetimeモジュールは、日付と時間を扱うためのモジュールであり、日付と時間を表すdatetimeオブジェクトを提供します。また、timedeltaオブジェクトを使って日付と時間の差を表現することもできます。
datetimeオブジェクトと文字列の相互変換方法
datetimeオブジェクトと文字列の相互変換には、strftimeメソッドとstrptimeメソッドを使います。strftimeメソッドはdatetimeオブジェクトを指定したフォーマットの文字列に変換します。strptimeメソッドは文字列をdatetimeオブジェクトに変換します。
ISOフォーマットとは
ISOフォーマットは、国際標準化機構(ISO)が定めた日付と時間の表記方法です。例えば、2022年3月4日午後5時6分7秒をISOフォーマットで表記すると、2022-03-04T17:06:07+00:00となります。
datetimeオブジェクトをISOフォーマットの文字列に変換する方法
datetimeオブジェクトをISOフォーマットの文字列に変換するには、strftimeメソッドを使います。以下のプログラムは、現在の日時をISOフォーマットの文字列に変換する例です。
import datetime now = datetime.datetime.now() iso_format = now.strftime('%Y-%m-%dT%H:%M:%S+00:00') print(iso_format)
実行結果:
2022-03-05T00:00:00+00:00
ミリ秒への変換方法
datetimeオブジェクトをミリ秒に変換するには、timestampメソッドを使います。以下のプログラムは、現在の日時をミリ秒に変換する例です。
import datetime now = datetime.datetime.now() millisecond = int(now.timestamp() * 1000) print(millisecond)
実行結果:
1646476800000
日常的なコーディングでのdatetime利用事例
datetimeモジュールは、日付と時間を扱うための基本的なモジュールであるため、日常的なコーディングで幅広く利用されます。例えば、以下のような場面で利用されます。
- ログファイルの日付を記録する
- タイムスタンプを生成する
- 日付を比較する
- 日付を加算する
まとめ
Pythonのdatetimeモジュールを使えば、日付と時間を簡単に扱うことができます。strftimeメソッドとstrptimeメソッドを使って、datetimeオブジェクトと文字列を相互変換することができます。また、ISOフォーマットによる日付と時間の表記方法や、timestampメソッドを使ったミリ秒への変換方法も学びました。日常的なコーディングでの利用事例も挙げましたので、ぜひ参考にしてください。