Pythonのrange関数とは
Pythonのrange関数は、指定した範囲の整数のリストを生成する関数です。range関数は様々な方法で使われますが、最も一般的な方法はforループの制御に使うことです。
range関数の基本的な使い方
range関数の基本的な構文は以下の通りです。
range(start, stop, step)
ここで、
start
:数列の開始位置を指定します。デフォルト値は0です。stop
:数列の終了位置を指定します。必ず指定する必要があります。step
:数列の増分を指定します。デフォルト値は1です。
例えば、次のようにrange関数を使って1から5までの整数のリストを生成することができます。
numbers = range(1, 6) for number in numbers: print(number)
上記のコードを実行すると、次のように出力されます。
1 2 3 4 5
1から始まる数列を生成する方法
range関数を使って1から始まる数列を生成する場合、startに1を指定するだけです。
numbers = range(1, 11) for number in numbers: print(number)
上記のコードを実行すると、次のように出力されます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
range関数で増分を制御する方法
range関数で増分を制御する場合、stepに指定した値が増分となります。
numbers = range(1, 11, 2) for number in numbers: print(number)
上記のコードを実行すると、次のように出力されます。
1 3 5 7 9
range関数で数列を飛ばす方法
range関数で数列を飛ばす場合、startに指定した値をスキップします。
numbers = range(1, 11) for number in numbers[::2]: print(number)
上記のコードを実行すると、次のように出力されます。
1 3 5 7 9
実践的なrange関数の使い方例
range関数は、forループの制御以外にも様々な場面で使われます。以下はその一例です。
リストのインデックスを取得する
以下は、リストのインデックスを取得する例です。
fruits = ['apple', 'banana', 'orange'] for i in range(len(fruits)): print(i, fruits[i])
上記のコードを実行すると、次のように出力されます。
0 apple 1 banana 2 orange
繰り返し回数を指定する
以下は、指定した回数だけ繰り返し処理をする例です。
for i in range(5): print(i)
上記のコードを実行すると、次のように出力されます。
0 1 2 3 4
whileループの代替として使う
以下は、whileループの代替としてrange関数を使った例です。
i = 0 while i < 5: print(i) i += 1
上記のコードをrange関数を使って書き換えると、次のようになります。
for i in range(5): print(i)
まとめ
今回は、Pythonのrange関数について解説しました。range関数は、forループの制御以外にも様々な場面で使われる便利な関数です。ぜひ、今回の解説を参考にして、Pythonのプログラミングに活用してください。