Pythonの演算子とその基本的な使い方
Pythonの演算子は、数値や文字列などのデータを操作するために使われます。Pythonには、以下の種類の演算子があります。
- 算術演算子
- 比較演算子
- 論理演算子
- 代入演算子
- 特殊演算子
それぞれの演算子について、以下で詳しく説明していきます。
算術演算子の紹介とその使用例
算術演算子は、数値の加算、減算、乗算、除算、剰余の計算に使われます。
num1 = 10 num2 = 5 # 加算 print(num1 + num2) # 15 # 減算 print(num1 - num2) # 5 # 乗算 print(num1 * num2) # 50 # 除算 print(num1 / num2) # 2.0 # 剰余 print(num1 % num2) # 0
比較演算子の紹介とその使用例
比較演算子は、2つの値を比較するために使われます。比較演算子の結果はTrueまたはFalseとなります。
num1 = 10 num2 = 5 # num1がnum2より大きい print(num1 > num2) # True # num1がnum2以下でない print(num1 <= num2) # False # num1がnum2と等しい print(num1 == num2) # False # num1がnum2と等しくない print(num1 != num2) # True
論理演算子の紹介とその使用例
論理演算子は、TrueまたはFalseの値を組み合わせて新しいTrueまたはFalseの値を返します。
a = True b = False # aもbもTrueである print(a and b) # False # aまたはbのどちらかがTrueである print(a or b) # True # aがFalseである print(not a) # False
代入演算子の紹介とその使用例
代入演算子は、変数に値を代入するために使われます。
num = 10 # numに5を加えた値をnumに代入する num += 5 print(num) # 15 # numから5を減じた値をnumに代入する num -= 5 print(num) # 10 # numに5を乗じた値をnumに代入する num *= 5 print(num) # 50 # numを5で除し、商をnumに代入する num /= 5 print(num) # 10.0
特殊演算子の紹介とその使用例
特殊演算子は、特殊な計算をするために使われます。
- in演算子:指定された要素が、リスト、タプル、文字列、辞書のいずれかに含まれる場合はTrueを返します。
- is演算子:2つのオブジェクトが同じ場合はTrueを返します。
list = [1, 2, 3, 4, 5] # listに3が含まれる場合はTrueを返す print(3 in list) # True # listに6が含まれない場合はTrueを返す print(6 not in list) # True a = 10 b = 10 # aとbが同じオブジェクトである場合はTrueを返す print(a is b) # True c = [1, 2, 3] d = [1, 2, 3] # cとdが同じオブジェクトでない場合はTrueを返す print(c is not d) # True
まとめ
Pythonには、算術演算子、比較演算子、論理演算子、代入演算子、特殊演算子の5種類の演算子があります。それぞれの演算子を使いこなすことで、Pythonのプログラムをより効率的に書くことができます。