Pythonでos.walkを使って特定の階層を除外する方法を詳解｜自作で機械学習モデル・AIの使い方を学ぶ

os.walkとは

os.walkとは、Pythonでフォルダ内のファイルを再帰的に検索するための関数です。os.walkを使うことで、フォルダ内の全てのファイルを一度に取得することができます。

os.walkの基本的な使い方

os.walkを使うためには、以下のようにコードを記述します。

import os
for root, dirs, files in os.walk('/path/to/folder'):
    for file in files:
        print(os.path.join(root, file))

上記のコードでは、指定したフォルダ内の全てのファイルを取得しています。

特定の階層を除外する方法

os.walkで特定の階層を除外するには、以下のようにコードを記述します。

import os
for root, dirs, files in os.walk('/path/to/folder'):
    if 'exclude_folder' in dirs:
        dirs.remove('exclude_folder')
    for file in files:
        print(os.path.join(root, file))

上記のコードでは、exclude_folderというフォルダを除外してファイルを取得しています。dirs.remove(‘exclude_folder’)で、dirs内からexclude_folderを除外しています。

階層の除外のためのコード解説

os.walkで特定の階層を除外するためのコードを解説します。

import os
for root, dirs, files in os.walk('/path/to/folder'):
    if 'exclude_folder' in dirs:
        dirs.remove('exclude_folder')
    for file in files:
        print(os.path.join(root, file))

os.walkの引数には、検索するフォルダのパスを指定します。forループでフォルダ内の全てのファイルを取得します。

dirs.remove(‘exclude_folder’)で、exclude_folderというフォルダを除外しています。dirsは、os.walkで取得したフォルダのリストです。remove()関数で、リストからexclude_folderを除外しています。

階層の除外のための注意点

os.walkで階層を除外する場合、注意点があります。

dirs.remove()は、forループ内で使用する必要があります。
dirs.remove()は、dirsリスト自体を変更するため、forループ内でdirsの要素を変更する場合は注意が必要です。

os.walkを使った便利な応用例

os.walkを使った便利な応用例を紹介します。

ファイルのパス一覧をCSVファイルに出力する

以下のコードを実行すると、指定したフォルダ内の全てのファイルのパス一覧をCSVファイルに出力します。

import os
import csv
with open('filelist.csv', 'w') as f:
    writer = csv.writer(f)
    writer.writerow(['path'])
    for root, dirs, files in os.walk('/path/to/folder'):
        for file in files:
            writer.writerow([os.path.join(root, file)])

特定の拡張子のファイルのみを取得する

以下のコードを実行すると、指定したフォルダ内の特定の拡張子のファイルのみを取得します。

import os
for root, dirs, files in os.walk('/path/to/folder'):
    for file in files:
        if file.endswith('.txt'):
            print(os.path.join(root, file))

まとめ

Pythonでos.walkを使って特定の階層を除外する方法を詳解しました。os.walkを使うことで、フォルダ内の全てのファイルを取得することができます。また、特定の階層を除外することで、必要なファイルだけを取得することができます。応用例として、ファイルのパス一覧をCSVファイルに出力したり、特定の拡張子のファイルのみを取得する方法を紹介しました。