Pythonを使ってCSVデータをグラフ表示する方法を紹介します。特にx軸の指定、列の指定、範囲の指定について詳しく説明します。
CSVデータの読み込みとPandasライブラリの紹介
まずはCSVデータを読み込むために、PythonのライブラリであるPandasを紹介します。Pandasはデータ解析によく使われるライブラリで、CSVやExcelなどの様々な形式のデータを読み込むことができます。
import pandas as pd # CSVデータの読み込み df = pd.read_csv("data.csv") # データの表示 print(df.head())
このようにしてCSVデータを読み込み、データを表示することができます。
グラフ表示の基本手順
Pandasを使ってCSVデータを読み込んだら、次はグラフ表示の基本手順を学びましょう。
import matplotlib.pyplot as plt # グラフの作成 plt.plot(df["x"], df["y"]) # グラフの表示 plt.show()
このようにしてグラフを作成し、表示することができます。x軸には”df”の”x”列の値が、y軸には”df”の”y”列の値が使われます。
x軸を指定してグラフを描画する方法
CSVデータによっては、x軸に使う列が明確になっている場合があります。その場合は、以下のようにしてx軸に使う列を指定してグラフを描画することができます。
import matplotlib.pyplot as plt # グラフの作成 plt.plot(df["日付"], df["値"]) # x軸のラベルを設定 plt.xlabel("日付") # グラフの表示 plt.show()
このようにして、x軸に”日付”列を使用したグラフを作成することができます。
特定の列を指定してグラフを描画する方法
CSVデータによっては、特定の列だけを使ってグラフを作成したい場合があります。その場合は、以下のようにして特定の列を指定してグラフを描画することができます。
import matplotlib.pyplot as plt # グラフの作成 plt.plot(df["x"], df["z"]) # グラフの表示 plt.show()
このようにして、x軸に”x”列、y軸に”z”列を使用したグラフを作成することができます。
グラフの表示範囲を指定する方法
CSVデータによっては、グラフの表示範囲を指定したい場合があります。その場合は、以下のようにしてグラフの表示範囲を指定することができます。
import matplotlib.pyplot as plt # グラフの作成 plt.plot(df["x"], df["y"]) # x軸の範囲を指定 plt.xlim(0, 10) # y軸の範囲を指定 plt.ylim(0, 100) # グラフの表示 plt.show()
このようにして、x軸の範囲を0から10、y軸の範囲を0から100に設定したグラフを作成することができます。
実際のデータを用いたグラフ表示の例
ここでは、実際のデータを用いたグラフ表示の例を紹介します。
以下のようなCSVデータがあるとします。
日付 | 売上 | 利益 |
---|---|---|
2021/01/01 | 100 | 20 |
2021/01/02 | 200 | 40 |
2021/01/03 | 300 | 60 |
2021/01/04 | 400 | 80 |
2021/01/05 | 500 | 100 |
このデータを使って、売上と利益の推移をグラフで表示する場合は、以下のようにして作成することができます。
import pandas as pd import matplotlib.pyplot as plt # CSVデータの読み込み df = pd.read_csv("data.csv") # グラフの作成 plt.plot(df["日付"], df["売上"], label="売上") plt.plot(df["日付"], df["利益"], label="利益") # x軸のラベルを設定 plt.xlabel("日付") # y軸のラベルを設定 plt.ylabel("金額") # グラフの凡例を表示 plt.legend() # グラフの表示 plt.show()
このようにして、売上と利益の推移をグラフで表示することができます。
まとめ
Pythonを使ってCSVデータをグラフ表示する方法について、x軸の指定、列の指定、範囲の指定について詳しく説明しました。Pandasライブラリを使ってCSVデータを読み込み、Matplotlibライブラリを使ってグラフを作成することができます。実際のデータを使ってグラフを作成する際は、x軸とy軸のラベルを設定し、グラフの凡例を表示することが重要です。