【Python】PandasデータフレームをインデックスなしでCSVやEXCELで出力する方法

はじめに

Pandasは、Pythonでデータ解析や加工を行う際に便利なライブラリです。Pandasを使用してデータフレームを作成し、CSVやExcelファイルに出力することができます。しかし、デフォルトでは出力されるファイルにはインデックスが含まれます。この記事では、Pandasのto_csv関数とto_excel関数を使用して、インデックスを含まないCSVファイルとExcelファイルを出力する方法について説明します。

CSV出力:to_csv関数を使ってインデックスなしでCSVファイルに出力する方法

Pandasのto_csv関数を使用すると、データフレームをCSVファイルに出力することができます。しかし、デフォルトではCSVファイルにはインデックスが含まれてしまいます。インデックスを含まないCSVファイルに出力するには、以下のようにto_csv関数に引数を指定します。

import pandas as pd
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]})
df.to_csv('output.csv', index=False)

to_csv関数のindex引数にFalseを指定することで、CSVファイルにインデックスを含めないようになります。上記の例では、DataFrameにカラムAとBを持ち、行インデックスが0から2までの3つの行が含まれています。to_csv関数を使用して、output.csvというファイル名でCSVファイルを出力し、インデックスを含めないようにしています。

Excel出力:to_excel関数を使ってインデックスなしでExcelファイルに出力する方法

Pandasのto_excel関数を使用すると、データフレームをExcelファイルに出力することができます。しかし、デフォルトではExcelファイルにはインデックスが含まれてしまいます。インデックスを含まないExcelファイルに出力するには、以下のようにto_excel関数に引数を指定します。

import pandas as pd
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]})
df.to_excel('output.xlsx', index=False)

to_excel関数のindex引数にFalseを指定することで、Excelファイルにインデックスを含めないようになります。上記の例では、DataFrameにカラムAとBを持ち、行インデックスが0から2までの3つの行が含まれています。to_excel関数を使用して、output.xlsxというファイル名でExcelファイルを出力し、インデックスを含めないようにしています。

実践例1:CSVファイルにデータフレームをインデックスなしで出力する実践例

以下は、実際にto_csv関数を使用して、インデックスを含まないCSVファイルを出力する例です。データは、テニスの試合結果を表したデータフレームです。

import pandas as pd

df = pd.read_csv('tennis.csv')
df = df[['tourney_name', 'tourney_date', 'winner_name', 'loser_name', 'score']]
df.to_csv('tennis_results.csv', index=False)

この例では、pandasのread_csv関数を使用して、tennis.csvファイルからデータフレームを作成しています。次に、データフレームから試合名、日付、勝者名、敗者名、スコアの5つのカラムを抽出し、df変数に代入しています。最後に、to_csv関数を使用して、tennis_results.csvというファイル名でCSVファイルを出力しています。この際、index引数にFalseを指定して、インデックスを含めないようにしています。

実践例2:Excelファイルにデータフレームをインデックスなしで出力する実践例

以下は、実際にto_excel関数を使用して、インデックスを含まないExcelファイルを出力する例です。データは、日本の都道府県別の人口推移を表したデータフレームです。

import pandas as pd

df = pd.read_excel('population.xlsx', sheet_name='Sheet1')
df = df.drop(columns=['Prefecture', 'Population (Thousands) (Total)'])


df.to_excel('population_results.xlsx', index=False)

この例では、pandasのread_excel関数を使用して、population.xlsxファイルからデータフレームを作成しています。次に、データフレームから都道府県と総人口のカラムを除外し、df変数に代入しています。最後に、to_excel関数を使用して、population_results.xlsxというファイル名でExcelファイルを出力しています。この際、index引数にFalseを指定して、インデックスを含めないようにしています。

注意点:インデックスなしで出力する際の注意点やエラー回避策

データフレームをインデックスなしで出力する際には、以下の点に注意する必要があります。

  • to_csv関数やto_excel関数のindex引数にFalseを指定することで、インデックスを含まないファイルを出力することができます。
  • データフレームが空の場合、to_csv関数やto_excel関数を実行するとエラーが発生することがあります。その場合は、事前にデータフレームが空でないかを確認してから関数を実行してください。
  • to_csv関数やto_excel関数で出力するファイル名には、拡張子を含める必要があります。拡張子を省略するとエラーが発生することがあります。

まとめ

本記事では、Pandasのto_csv関数とto_excel関数を使用して、インデックスを含まないCSVファイルとExcelファイルを出力する方法について説明しました。また、実際にデータフレームをインデックスなしでCSVファイルとExcelファイルに出力する例を紹介し、注意点やエラー回避策についても説明しました。Pandasを使用してデータフレームを加工したり、解析したりする際には、必ず適切な形式でデータを出力することが重要です。本記事が、Pandasを使用する際の参考になれば幸いです。