Pythonの特徴と数学演算の基本
Pythonはシンプルで読みやすいプログラミング言語で、数学演算にも優れた機能を持っています。Pythonでの数学演算の基本として、算術演算子と数学関数があります。
Pythonでの算術演算子の使用方法
算術演算子は、四則演算と剰余の計算を行うための演算子です。
print(2 + 3) # 加算 print(5 - 1) # 減算 print(2 * 4) # 乗算 print(10 / 2) # 除算 print(10 % 3) # 剰余
結果はそれぞれ、5、4、8、5.0、1となります。
Pythonでの数学関数の使い方
数学関数は、三角関数、対数関数、指数関数など、様々な数学的な計算を行うための関数です。
import math print(math.sin(math.pi / 2)) # 正弦関数 print(math.log(2)) # 自然対数 print(math.exp(2)) # 自然対数の底の累乗
結果はそれぞれ、1.0、0.6931471805599453、7.3890560989306495となります。
Pythonでの統計計算の方法
Pythonでの統計計算には、統計関数やNumPyといったライブラリが利用できます。
import statistics data = [1, 2, 3, 4, 5] print(statistics.mean(data)) # 平均値 print(statistics.median(data)) # 中央値 print(statistics.stdev(data)) # 標準偏差
結果はそれぞれ、3、3、1.5811388300841898となります。
Pythonでの確率と統計の基本
Pythonでの確率と統計には、確率分布やモンテカルロ法、機械学習などがあります。
import random # 2つのサイコロを振った場合の合計の確率分布 dice = [1, 2, 3, 4, 5, 6] results = [i + j for i in dice for j in dice] print(results.count(7) / len(results)) # 7が出る確率
結果は、0.16666666666666666となります。
Pythonでの行列計算の基本
Pythonでの行列計算には、NumPyライブラリが利用できます。
import numpy as np A = np.array([[1, 2], [3, 4]]) B = np.array([[5, 6], [7, 8]]) print(np.dot(A, B)) # 行列の積
結果は、[[19 22] [43 50]]となります。
まとめ
Pythonは、数学演算や統計計算に優れた機能を持っています。算術演算子や数学関数、統計関数、確率分布、行列計算などの基本的な内容を学ぶことで、数学的な計算をPythonで簡単に実行することができます。